馬肉の与え方
 
馬肉の与え方についてよく質問がありますが、牛や豚、鳥などの家畜と違ってペットである犬や猫たちに与える餌の量の定義はありません。ペットに関しては、栄養学の基本となる基礎代謝の厳密なデータがないからです。このような状態ですから、犬にどのくらいの食事量を与えるべきなのかという問題はきわめて難しい問題なのです。よく適量という言葉がありますが、体重だけで餌の量を決めることは非常に難しいといえます。年齢差、種別、運動量など一概に決めにくいのです。ただ、一般的にいわれていますのは下記の量ですが、これも一匹一匹環境が違いますのであくまでも目安ですが、体重1kgあたり50〜80kcal(一日量)を与え、3〜5分間以内でその量を食べ終え、なお食器を舐めたりしてもっと欲しがる様子なのか、食べ残してしまうかをしっかり観察しながら餌の量を決めてあげましょう。例えば、馬肉をいくらでも食べるとか、食べ過ぎて下痢をしてしまった、ということもあると思います。 
人間もいつも食べる量が同じではないように、例えペットといえどもその日の体調や季節、運動量によって変わって当然だと考えます。 
従いまして、食餌の量は犬に任せることがもっとも適量であるといえるのではないかと思います。
 
	100g当り  | 
	馬肉  | 
	牛肉  | 
	豚肉  | 
 
	| カロリー / kcal | 
	110  | 
	229  | 
	202  | 
 
	| 脂質 / g | 
	2.5  | 
	23.3  | 
	12.8  | 
 
	| たんぱく質 / g | 
	20.1  | 
	18.4  | 
	18.9  | 
 
	| 鉄分 / mg | 
	4.3  | 
	1.3  | 
	1.1  | 
 
	| カルシウム / mg | 
	11  | 
	5  | 
	5  | 
 
	| リン / mg | 
	170  | 
	140  | 
	178  | 
 
	| ビタミンB2 / mg | 
	0.24  | 
	0.18  | 
	0.25  | 
 
 
※ 上記表を見て分かるように馬肉は高たんぱく低カロリー鉄分・カルシウムなどが豊富に含まれています。 
馬肉のお勧め解凍方法について
一番大切なことは、「食物酵素」を活用することにあります。「食物酵素」は48℃の加温により全て死滅してしまいますので、過熱解凍は厳禁です。何のために生の馬肉を与えているか!と、いうことになります。
 
1.流水解凍の場合(小分けタイプ) 
◎包装のまま流水に3分程浸けた後、5〜7℃の冷蔵庫で40分前後解凍してお使い下さい。
 
2.冷蔵庫解凍の場合 
◎冷凍庫から取り出し、包装のまま5〜7℃の冷蔵庫で2時間前後解凍してお使い下さい。
 
◆解凍時〜保存までのご注意◆
 
◎解凍し過ぎますと旨み成分が肉から流れ出してしまい折角の国産馬肉が
台無しになるので長時間常温での解凍はお勧め出来ません。
 
◎生食出来る程の鮮度を保っていますのでスライスしたり調理をする場合は、
手や包丁、まな板などの衛生面には注意をお願いします。
 
◎1kgタイプは半解凍の状態で小分けをして、一食分ずつラッピングをしてタッパ等の密閉容器で冷凍保存をし必要分を上記のようにお使い下さい。 
但し、ここでも旨みを逃がさないために解かし過ぎないように、各工程作業を半解凍で行うのがポイントです。
 
◎解凍時間に関しましては季節や環境(地域など)でもかなり変わってきますので
目安としてご理解下さい。〈夏場は肉が痛みやすくなりますので注意して下さい。)
 
◎電子レンジでの解凍はお勧めしません。
 
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