ドッグフードの専門店「馬肉+イン」では国産馬肉や鹿肉、地鶏、猪肉にドライフード、各種おやつ、サプリを販売しています
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私共が目指すべくローテーションというより、飼い主さんが選ぶローテーションでなければならないと考えています。勿論、私一人が孟宗竹(笑)で終わったのでは意味がありません。そのために、まず飼い主さんが正しい知識を持ち合わせなくてはなりません。TVCMやディスカウントショップのチラシに記載されている安いドッグフードに惑わされてはいけないのです。愛犬の健康を守るのは“あなた”しかいないのです。 当店がこれまで取り扱ってきました犬に対する理想の食餌となる基準として「昔、オオカミが襲って食べた動物」を対象としています。 ではオオカミはどんな動物を捕食したきたのかと、低体温の哺乳類動物は伝染病などの感染を恐れて決して襲うことはなかったそうです。 そのほとんどは体温が高いとされている動物を狩りとっていたのです。 その代表が馬であり、鹿(一部で野生のイノシシ)なのです。それに加えて今回新たにカンガルーをこれらに加えました。そしてこの三種類のローテーションこそこが私どもが目指すラストデスティネーションだったのです。しかし、私たちの前に大きな壁が立ちはだかったのです。 その壁とは?「可哀想」という感情です。日本人にとって見慣れていないピョンピョン跳ねる愛くるしいカンガルーを犬の餌にだなんて、と思われる方が大半で、しかもオーストラリアの国獣なのにそんな肉を扱って大丈夫なのか、という意見もあると思ったからです。それが原因で随分躊躇したのです。 それにも拘わらず何故カンガルーをペットの食餌にしたのかといいますと、一昔までオーストラリアにもフクロオオカミ(有袋類)が生息していてカンガルーなどの動物を主食として生き延びてきました。 また、犬とオオカミの中間のディンゴという野生犬もフクロオオカミ同様、それらを襲って生活をしていました。 ところがオオカミとディンゴを徹底的に駆除したためオオカミは1936年に絶滅し、野生のディンゴもほぼ絶滅の危惧に瀕しています。その結果、カンガルーは爆発的に増え、いまやオーストラリア中にいる牛の数より多いと聞いています。そして農作物に留まらず森林や生態系にまで大きな被害を与えるようになりました。 やむ得なくオーストラリア政府は増加傾向にある、アカカンガルーやオオカンガルーなどの一部の大型種のみ駆除し始めたのです。即ち我々の知らないところでオオカミやディンゴによって間引きをされて動物の連鎖が保たれていたということなのです。今では普通にスーパーでカンガルー肉が食用として売られています。 但し、本来日本人が食べることのなかった肉ですから「可哀想」である、という感情だけは持ち合わせようと思い、当店ではカンガルー肉を食用として扱うことはしません。オオカミにとってカンガルーは最高の蛋白源だったことからそれと同じ遺伝子を持つ犬の特権とし取り扱うことにしました。
国産馬肉の栄養素
エゾ鹿肉の栄養素
カンガルー肉の栄養素
エネルギー
110Kcal
88Kcal
タンパク質
20.1g
22.3g
23g
カルシウム
11mg
4mg
3.1mg
鉄
4.3mg
3.4mg
ビタミンB2
0.24mg
0.35mg
ビタミンB6
0.25mg
飽和脂肪酸
0.8mg
0.44mg
0.17mg
脂質
2.5g
1.5g
0.9g
そこで各栄養素の表からお肉の特徴を説明しますと字の如く、やはり犬の元気やパワーをつけるためには断然馬肉をお勧め致します。肉の美味しさなら野生(天然)の鹿肉に勝るものはないでしょう。 肉の脂肪率が一番低いのが何といってもカンガルーの肉です。カンガルーの体脂肪率は1〜2%と馬の約1/3です。犬の体脂肪率は20%くらいが理想ですからそれを超えた場合は、カンガルー肉をお勧め致します。 このように一見馬肉と鹿肉、カンガルー肉は似ているように思われますがそれぞれに大きな特徴があります。 あるいは少し元気がない場合は、馬肉2対鹿肉1の割合で、ダイエットや体調管理にはカンガルー肉2対鹿肉1、ご褒美や週末に鹿肉100%というのもアリですねぇ〜。私はこのようにミートローテーションとして馬肉、鹿肉、カンガルー肉を順番に、あるいは混ぜ合わせて与えるのもいいと思います。 ここで注意しなければならないことは「飽和脂肪酸」です。馬肉も鹿肉、カンガルー肉も際立って低いのですが飽和脂肪酸を過剰摂取すると肝臓でコレステロールの合成を促進し、血中コレステロール値を上げてしまいます。つまりLDL(悪玉)を増やしてしまうのです。また、飽和脂肪酸は固まりやすい脂肪です。豚や牛の飽和脂肪酸は液体の状態を保っていますが、それが一旦外に出てしまうと固まってしまうのです。 その結果、飽和脂肪酸を含んだ血液はネバネバした状態になり、酸素や栄養素を運搬する能力が低下していきます。更にコレステロールの増加、中性脂肪の増加もプラスされて、動脈硬化、そして危険な脳や心臓の病気に発展していくのです。これは人間に限らず犬にも致命傷を負いかねない問題です。 因みに他の動物の飽和脂肪酸は?といいますと@牛肉11.36gA豚肉12.95gB鶏肉3.53gです。