鶏（地鶏）飼育期間

馬肉インが扱う九州産の地鶏がいかに長期間飼育しているかを他の地鶏と比べてみました。いうまでもなく他の地鶏とは比較にならないくらいの飼育期間であることが一目瞭然です。次項で詳しく触れますが、地鶏と呼ぶためには4つの条件があります。（決して地元の鶏ではありませんので悪しからず・・・。）

(1)在来種由来の血統が50％以上で出生証明ができる素びなを使っていること。

(2)ふ化日から80日間以上飼育していること。

(3)ふ化後、28日目以降は平飼い（放し飼い）で育てること。平飼いとは、鶏舎の中また外で鶏が床や地面を自由に動けるようにして飼育すること。

(4)ふ化後28日以降は1平方メートル当たり10羽以下の環境で飼育していること。

各地に数多くの鶏が飼育されていますが、実際上記の条件を満たす地鶏は国内に僅か66種しかいなく、その比率は何と！1％です。その中でも当店の地鶏は400日間も飼育をしているのでその間の豊富な運動量と良質の餌や水をタップリ与えられているため、肉の旨みが他と比べてダントツに凝縮されているということです。

国産地鶏や銘柄鶏のササミの価格

表を見ますと錚々メンバー（笑）ですね。一度は聞き覚えのある地鶏ですが、抗生物質付けのブロイラーとは打って変わってビックリするくらいの価格です。しかも鶏で一番安価なササミでこのお値段とは信じがたいと思われますが、実は鶏は馬や鹿とは違って身が小さいため、100％食用と流通しているため人が食べない部位や切り落としのような肉がないのでそれらと比べてそもそも高いのです。その中でポツンと900円と目を見張るような金額を表示しているのが当店の地鶏ササミです。他の飼育期間より長いのにこの価格の方が驚かれるかもしれません。これにつきましたは生産者や担当窓口の方々に懇願をして、その上で利益を圧縮して、無駄を省き、やれることは全てやって実現できた金額設定です。1袋にササミが1kgタップリ入っていますので食いしん坊のワンちゃんも安心して与えることが出来ます。国産馬肉やエゾ鹿肉を上回るほどの人気ですよ〜♪

銘柄鶏といいますのは地鶏以外の鶏のひなを飼料や環境などを工夫して飼育することにより品質をよくした食用鶏のことです。分かりやすくいえばブロイラーと地鶏の中間の鶏で銘柄鶏の数は112種です。
この表でお分かりいただけますように当店の地鶏ササミは銘柄鶏よりも更に安いという点です。クリスマスシーズンになると店頭に丸ごとのローストチキンが並んでいますが、それはプロイラー種の鶏です。ブロイラー種は生後40〜50日前後で出荷されることが多いため肉が柔らかいのですが、肉味は淡白さそのものです。
飼育期の差は明らかに筋肉成分の違いを生じ、運動するほど筋線維が発達しますので肉質が引き締まって歯ごたえがよくなります。また酸素貯蔵の役目をするので運動機能を助けるミオグロビン（鉄分）が増え、酵素や筋ーグリコーゲンが増加することも研究の発表で分かってきています。これらの条件が揃って始めて旨みといえるのです。くれぐれもお伝えしておきますが、当店の地鶏ササミは食用でペットフード専用ではありません。